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【大分市・肩こり 頭痛】大分・肩こり 肩・首・頭痛・眼の痛み・トリガーポイント注射の効果

痛みの相談と治療

 肩や首の筋肉にこり、しこり、痛みがあり、さらに頭痛、目の奥の痛みや疲れ目、こめかみの痛みで苦しんでいる方は非常に多いです(特に女性)。ひどくなると、吐き気、めまい、不安感、うつ状態、不眠、などの症状も伴うようになることも多いです。これらは筋・筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome、MPSと呼びます、トピックスに既述)と呼ばれ、全身どこでもおこりますが、特に肩、背中、首、頭の筋肉にこのような症状が出ることが多いです。若~中年の女性に多く、パソコン、首や肩に力のいる仕事などは特に症状を悪化させます。週末、夕方、多忙な時、寝不足などで特に肩、首のこりと痛みを強く感じます。このこりと痛みが強くなると頭痛が始まります。
 MPSの特徴としては、肩や首の部位に、筋肉が帯状に硬くなっているところがあり(索状硬結といいます)、その硬くはったところを押すと強い痛みを感じ、(トりガーポイントといいます)。これがMPSの証明になります。首から肩の筋肉(僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋など)は頭を重力から支えており常に負荷がかかっています。頭はスイカくらいの重さがあります。MPS発症の原因として、体型的にそれらの筋肉が発達してない女性や、長時間のパソコン操作などでそれらの筋肉にいつも負担がかかる方(女性に多い)、さらに頚椎は通常前方に30度くらい湾曲してつながっていますが、ストレートネックといい、頚椎が直線状につながっている人も、頭の重みを頚椎が斜めに支えるようになるため、過剰な負荷が肩や首の筋肉にかかり発症しやすいです。
 MPSの治療は、トリガーポイント注射がどんな鎮痛薬、どんなマッサージや理学療法より有効です。トリガ-ポイント注射については、このサイトのトピックスで詳しく述べていますのでご覧ください。またNHKテレビ「ためしてガッテン」で慢性の筋肉痛をとる治療法としてトリガーポイント注射が紹介されたことをご存じの方も多いと思います。トリガーポイント注射は一見ただの筋肉注射のように見えますが、実際はトリガーポイント部の筋膜直下に細い針先をもっていかなければ効果がないため、針刺入時の微妙な圧力の変化をとらえることのできる手先の鋭敏な感覚が要求される注射です(熟練の医師と通常の医師では効果が天と地ほど違います)。
 ただしトリガーポイント注射のみでは痛みが取れない患者さんが時々おられますが、その場合は星状神経節ブロックで筋肉の緊張をとり血流を増加させ、併せてトリガーポイント注射を行うと効果が増強します。
 これらの症状に悩んでいないで、ペインクリニックを受診してみてください。満足のいく効果が得られるはずです。特に緊張型頭痛は比較的簡単にとれることが多いです。