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トピックス一覧 (その他の痛みについては「痛みの相談と治療」をクリック)
化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)の治験のお知らせ。抗がん剤による両手足のしびれ、ジンジンした痛みの方
2024/07/31 記事
化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN、主に抗がん剤による副作用で両手足のしびれ、ジンジンした痛みが生じる)に対する新薬の治験のお知らせ化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)の症状は、化学療法の後、両手足のしびれ、ジンジンした痛み、脱力感などが生じ、症状は長期にわたり、しかも難治性のことが多い。 抗がん剤の副作用として起こることがほとんどで、白血病、悪性リンパ腫、胃がん。肺がん、乳がん、大腸がんなどの治療薬で多く起こります。現在の治療法は、プレガバリン、デュロキセチンなど言い方は悪いが、あり合わせの薬剤が用いられていますが、効果不十分のことも多く本格的、効果的な治療が望まれています。 イーライリリー社はこれらの症状に効果を発揮することに特化した、新しいモノクロナール抗体薬(LY3848575)を作成し、現在世界中で治験を行っています。 当院ではこの治験を現在行なっており、もしCIPNで...
末梢性神経障害性疼痛(両手足のジンジンしたしびれ、痛み)の治験について
2024/07/27 お知らせ
末梢性神経障害性疼痛(DSP、両手足を中心とした神経のジンジンした痛み、しびれが主)の治験のおしらせ 末梢性神経障害性疼痛(DSP、薬剤の副作用で起きた場合はCIPNと言います)は、糖尿病による障害が最も多いですが、その他にも薬剤性(CIPNと呼ぶ)、アルコール性、自己免疫疾患に付随するもの、遺伝性、原因不明などさまざまな原因により、末梢神経障害、とりわけ両足(はじめは足指から始まることが多い)や両手指のジンジンした痛みやしびれを起こし、ひとたび症状がでれば、症状は長期におよびかつ難治性であり、患者にとっては耐え難い不快感が長期にわたり続きます。 現在の治療はリリカ、タリージェなどの内服を中心に行われているが、治療効果が少ない場合も多いです。 現在、当院ではこの末梢性神経障害性疼痛に特化した新しい治療薬(イーライ・リリー社 LY3848575)の治験を行っています。もしこの症状(両手...
【大分市・帯状疱疹】大分 帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛 頑固な痛み
2024/07/05 記事
はじめに治験のお知らせを致します。 現在(2025年4月~8月まで)当院では帯状疱疹後神経痛の新薬のゲル剤(塗り薬)の治験を行っています。対象は発症後2年以内で疱疹後神経痛の痛みに苦しんでいる患者さまです。ご関心のある方は当院まで☎(097-554-7200)していただくかご来院ください。 帯状疱疹はヘルペスウィルス(小児がかかる水疱瘡のウィルスと同じもの)の感染でおこり、多くは壮年期から老年期に発症する痛みと皮疹の疾患で、一生のうち4人に1人はこの病気にかかると言われています。帯状疱疹は頭から足の先までどこの神経でも、その神経にそってウィルスによる神経炎を起こし、体の左右どちらか片側に神経痛を生じます(神経の走行にそって湿疹、水疱、痛みが帯状にでますのでその呼び名になったのです)。その痛みは激痛の場合も多く、ペインクリニック治療の対象となります。またその神経にそって皮疹、水疱がで...
【大分市】大分・線維筋痛症 全身の痛み 日本に200万人の患者さんがいます
2024/07/01 記事
線維筋痛症について 顎、肩、首、背中、腰、足、さらに全身の関節があちこち痛む方はいらっしゃませんか?線維筋痛症という痛みの病気かもしれません。線維筋痛症は、はじめは体の一部から段々痛みが全身におよび、少なくとも全身の数か所に強い痛みを感じ、重症になると痛みのため寝たきり状態で社会生活を送ることができなくなることも稀でない痛みの病気です。「死ぬほど痛いが、死ぬ病気ではない」とも言われています。当院は線維筋痛症学会認定診療ネットワーク医療機関です。 具体的な症状として、顎、頚部、肩、腕、背部の痛みやしびれ、腰痛や腰のだるさ、臀部の痛み、ふとももから足への痛みやしびれ、さらに、頚椎、手首、肘、肩、膝、足首などの関節痛が生じることも多いです。これらのうちの数か所が3か月以上痛む場合は線維筋痛症をまず疑ってみるべきです。 また、痛み以外にもほとんどの患者さんが...