
【大分市・帯状疱疹】大分 帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛 頑固な痛み
2024/07/05
帯状疱疹はヘルペスウィルス(小児がかかる水疱瘡のウィルスと同じもの)の感染でおこり、多くは壮年期から老年期に発症する痛みと皮疹の疾患で、一生のうち3人に1人はこの病気にかかると言われています。帯状疱疹は頭から足の先までどこの神経でも、その神経にそってウィルスによる神経炎を起こし、体の左右どちらか片側に神経痛を生じます(神経の走行にそって湿疹、水疱、痛みが帯状にでますのでその呼び名になったのです)。その痛みは激痛の場合も多く、ペインクリニック治療の対象となります。またその神経にそって皮疹、水疱ができますが、これらの皮膚症状は自然治癒します。すなわち帯状疱疹は皮膚の疾患というより痛みの疾患なのです。
なによりも重要な点はその神経痛を早く治すことにつきます。というのは帯状疱疹の痛みが2~3か月を過ぎても痛み続ける場合には、ヘルペスウィルスが起こした神経炎により神経に傷がつき、その神経の傷から痛みの信号が脳へ送られ続け痛みを感じます。そうなると非常に治りにくい痛みの病気となります(一生痛みが治らない場合もあります)。病名も発症後2~3か月を過ぎても痛みが持続する場合は帯状疱疹後神経痛と病名が変わります。一般に高齢の方、免疫抑制剤を服用している方、皮疹がひどい方、などは帯状疱疹後神経痛になる確率は高くなる傾向にあります。
帯状疱疹痛治療の最大の目的はとにかく帯状疱疹後神経痛に移行するのを防ぐことです。それにはまず症状が出たら、①できるだけ早く(72時間以内が特に有効です)抗ウィルス薬(バルトレックス、ファムビル、ゾビラックス、アメナリーフ等)の内服、重症と考えられる場合には抗ウィルス薬の点滴(効果は内服より多少強いかもという程度です)を行うこと。②その痛みの神経に合ったブロック注射(一般的に頭、顔面などは星状神経節ブロック、首から下は硬膜外ブロックが最も多いです)を行い、痛みを遮断し、血流を改善して神経炎を早く抑える。③消炎鎮痛薬、アセトアミノフェンなどの内服の鎮痛薬を投与して痛みの軽減をはかる。です。特に②の神経ブロックは帯状疱疹後神経痛に移行するのを予防する重要な治療です。これらの適切な治療が行われれば、帯状疱疹痛は多くの患者さんでは1~2ケ月のうちに痛みが癒え治癒します。
しかしながら、それらの適切な治療を行っても、少数の患者さんでは前述した帯状疱疹後神経痛に移行することがあります。ただ、帯状疱疹後神経痛となってもほとんどの患者さんで硬膜外ブロックや星状神経節ブロックで、少しずつ痛みは改善して行きますので決してあきらめないことです。
内服治療薬としては、リリカ(プレガバリン)またはタリージェ(ミロガバリン)という神経障害性疼痛に効果を発揮する薬(トピックス又は痛みの相談と治療に詳述しています)が帯状疱疹後神経痛に効果があります。またリリカの効果が少ない場合、ノイロトロピン、トラムセット配合錠、トラマールOD錠、ワントラム、サインバルタ、トリプタノールなどの薬剤の効果が期待できます。これらをうまく併用すれば痛みは軽減することが可能です。
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